ナビゲーター紹介

※マリンダイビングフェア2022は終了しました。次回開催は2023年4月7日(金)~9日(日)です

第30回「マリンダイビングフェア2022」ナビゲーターに
自然写真家・高砂淳二さんが決定!

高砂淳二

マリンダイビングフェア2022は今年で第30回!

――1993年にスタートした、東京・池袋サンシャインシティで開催されるマリンダイビングフェアが今年で30回目を迎えます。これを記念してマリンダイビングフェア2022のナビゲーター、自然写真家・高砂淳二さんにお話を伺いましょう。

高砂淳二さん(以下、高砂) 30回! スゴイことですよね。おめでとうございます。
僕がプロとして水中写真を撮るようになったのは1986年ですが、1993年といえばまだジンベエザメやマンタに会えるなんてラッキーなことでしかありませんでした。特にジンベエザメは一生に一度会えるかどうか。西オーストラリアのエクスマスで、セスナで空から探し、ボートに無線で伝えてジンベエザメと泳ぐというのが始まり、とある旅行会社が日本から60万円ぐらいのツアーを開催、ようやくジンベエザメに会えた……30年前はそんな時代でした。
ほかにも夜潜って浮遊系のタルマワシなどを観察することができるとかね。
この30年のうちに現地ガイドさんたちがいろいろ観察して大物からマクロ生物まで今ではかなり高確率で会えるようになりましたよね。ダイバーの数も増え、いろいろな情報を共有し、世界中の海で多様な生き物に会えます。今では当たり前だと思われていますけど(笑)。
普通の人からすると、地球上の凄い大物や生物に合えるなんて、想像もつかないほどのことなんですよ。ダイビングでの生物との出合いは、この30年で大きく変化しましたよね。

あと、環境の変化も大きいですね。プラスチックごみが世界の海で多くなっています。このまま行くと、2050年には、魚よりもプラごみの方が多くなると、言われているほどです。
1998年のエルニーニョ現象で世界中のサンゴがダメになりました。それ以前はいつ行っても撮れると思っていたのに、エルニーニョ現象後は、あんなに美しかったサンゴが見るも無残な姿になっていて……。その後も気温上昇による海面上昇など気候の変動も大きな問題になっています。
人の影響が大きな要因と言われますが、ダイバーは海にとても近いところにいて、実際に接していますが、海がダメになる要因をなるべく減らして海と付き合っていけば大丈夫。逆に海での経験などを周りの人に伝えていったり、写真を見せたりして影響を与えていくことが、少しずつ環境のことを気に掛ける人を増やしていくことに繋がるのではないでしょうか。

海外や国内のさまざまなエリアから出展も

――今回も国内も沖縄の島々、奄美群島、屋久島、伊豆諸島、小笠原、伊豆半島といったダイビングエリアとして有名なところはもちろん、海外もパラオ、フィリピン、インドネシア、タヒチ、フィジーからの出展も予定されています。

高砂淳二

高砂 コロナ禍で旅行関係も大打撃を受けていますが、マリンダイビングフェア2022には海外、国内の幅広いダイビングエリアから出展がありますね。
海外には今、なかなか行けませんから、行きたくてうずうずしている方も多いでしょうし、来てほしくてうずうずしている現地サイドの方も多いはずです。これをきっかけに盛り上がっていけるといいですね。
海外ではタヒチからも出展があるんですね。タヒチといえば、この間、世界最大級のサンゴ礁が水深30~65mに発見されたという報道もありましたが、自然がダメになっているばかりではなくて、僕らも知らなかったような凄い自然が存在するということは嬉しいニュースです。
フィジーも何度かお世話になったガイドさんが来るかもしれないですね。
国内も沖縄、伊豆など現地ガイドさんたちもたくさん来るとのことで、僕も会いたくて楽しみです。

水中写真や水中カメラ関係の展示やフォトセミナーも!

――昨年に引き続き水中写真関連も充実しています。FISHEYE、SEA&SEA、INON、RGBlue、AOI、マリーンプロダクトが出展していますのでにぎやかになりそうです。

高砂 水中撮影機材は、それこそ30年前は高価なハウジングを買ってもギアが回らなかったり、安価なハウジングはギアが空回りすることがあり、自分で直すこともありました。ワイドレンズ用のドームポートは撮った写真の周囲が流れるのが当たり前でしたよね。ポートが外れたり、どこからともなく浸水してきたり、ということもよくありました。
今ではレンズに応じてポートは曲率までしっかり計算され、流れも画質の低下もほとんどなくなりましたし、陰圧にしてセンサーを付けたりと、水没しないハウジングが増えました。

高砂淳二

最新のハウジングや撮影機材を実際に
手にしてみることもできる

そうそう、30年前はまだフィルムでしたからね、撮った写真の確認ができないし、撮れる枚数も限られていました。
今や撮ったものが見られるのは最高です! バッテリーやメディアも容量が大きくなり、朝セットしたらその日一日ハウジングを開けることもない。
30年という時間の中で本当に進歩しましたよね。
でも高価なものですから、買う前にマリンダイビングフェアの会場でハウジングを触らせてもらったり、操作させてもらったりできるのは、フォト派にとっては嬉しい限りです。
あと、ガイド会写真展も開催されるとか。現地ガイドさんはいい写真を撮られていますから、きっと見ごたえがあると思いますよ。
また、阿部秀樹さん、尾﨑たまきさん、鍵井靖章さん、茂野優太さん、清水淳さん、鈴木あやのさん、関戸紀倫さん、中村卓哉さん、古見きゅうさん、むらいさちさんなど水中写真家さんたちのフォトセミナーもめじろ押しです。
私も毎日1回ずつ出る予定ですので、お楽しみに!

最新ダイビング器材の展示もたくさん!

――ダイバーにとっては命の次に大切なダイビング器材ですが、こちらもGULL、TUSA、SCUBAPRO、MARES、SASといった人気ブランドをはじめ、シアウォーターなどのDCブランドの輸入で知られるエフエル・コーポレーション、近年話題のGARMINやロングフィンで人気のLEADERFINやKai-la、それにオーバーホール専門店やエマージェンシーグッズ、リブリーザー、水中スクーター、かわいいマスクストラップでおなじみのSea Canaryの出展などもあります。

高砂 安全を目指した器材やグッズが多くなっているのも時代でしょうか。
それにしても近所でランニングをしたりすると、同じようにランニングしている人たちの身に着けているウエアやウオッチ、シューズなどがバッチリ決まっていて、カッコイイんですよね。ダイバーも見た目を気にして器材やスーツを選んでいる人もいると思いますが、そうやって見た目がカッコイイということも大事ですよね。
マリンダイビングフェアで実際に器材やウエア、アクセサリーを手にしてみて、理想的な形を目指してはいかがでしょうか。
マリングッズなどはその場で購入できるのも魅力ですね。マリンダイビングフェア特別セールも気になります(^^)。

ダイビングを始めたい人にもオススメのイベントです!

――これからダイビングを始めたい人向けのコーナーもあります。

高砂 今の時代、外に出て自然と戯れる時間がなくなってストレスを感じている人も多いと思うんですよ。
できることなら海に浸かってのんびり開放感を享受してほしいです。ダイビングはそれができるのが最高ですよね。やっぱり海はいいもんです。そもそも人間って羊水というお母さんのお腹の中の海から生まれてますし、体の2/3を占める水分の組成も海水に似ているといわれますからね、海に行く、というよりは海に還る、といったほうがいいのではと。
仮想空間で遊ぶのではなく、海というリアル空間でぜひ遊んでほしいです。
PADI、NAUI、SSI、SNSIといった世界的に有名なダイビング指導団体やその加盟店が60店舗以上出展されるそうなので、具体的なダイビング講習のことを知ることもできますよね。
是非、ダイバーの方はノンダイバーの友人を会場に連れてきて、海仲間を増やしてくださいね!

高砂さんのステージ番組は3日間違う内容!

高砂淳二

昨年の高砂淳二さんのステージイベントの様子。
奥様の雅美さんとともに自然環境を守っていく
ためのノウハウを披露

――マリンダイビングフェア2022の見どころ紹介をありがとうございました。では、最後に、高砂さんのステージプログラムについてももう少し詳しく教えてください。

高砂 ナビゲーターとして初日はマリンダイビングフェア2022の見どころなどをステージで紹介させていただこうと思っています。その後、その番組内で、僕が35年以上にわたって撮影をするためにやってきた海や自然との付き合い方、普段の意識の持ち方などをお伝えしたいです。
2日の土曜日は、撮影のテクニカル的なことをたまには紹介しようかなと(笑)。といってもそんなに堅苦しくはならないと思いますよ。
3日の日曜日は、写真家として活動してきた35年以上の間に感じた自然環境の変化を写真でお見せしながら紹介します。このことによって参加される皆さんが媒介者となって、いろいろな人たちに自然の大切さを伝えっていってもらえれば、より自然環境を守りたいという人が増えていくんじゃないかな。会場内にもそういうコーナーを設けたいと思っていますので、ぜひ立ち寄ってくださいね。

☆高砂淳二さんのステージプログラム予定
4月1日(金)10:20~11:10 撮影のための自然との付き合い方
4月2日(土)11:25~12:15 水中写真・自然写真の撮影術
4月3日(日)14:55~15:45 未来に美しい自然環境を残すために

――それは3日間とも楽しみですね。

高砂 今年で30回目を迎えるマリンダイビングフェア。ステージではたくさんの水中写真家の皆さんのトークショーもありますし、モルディブへの航空券が当たるクイズなどもあります。会場内には海外や国内エリア、水中撮影機材、ダイビング器材など盛りだくさんの出展があります。ダイビングをしている方はもちろん、これからしてみたいという方にも楽しめると思います。ダイビングって本当に楽しいし、癒やされますからね、マリンダイビングフェアをきっかけにダイバーになってほしいです。皆さまぜひご来場くださいね。
僕も3日間会場にいますので、マリンダイビングフェア2022でお会いしましょう!!

高砂淳二

昨年も感染症対策をしながら
たくさんのお客さまにお越しいただきました。
今年もよろしくお願いします!

※上記の出展者、ステージプログラムは2022年2月4日現在。突然変更になることもありますことをご了承ください。

高砂淳二
Junji Takasago

PROFILE

たかさご じゅんじ
自然写真家。1962年、宮城県石巻市生まれ。
熱帯から極地まで世界中の国々を訪れ、海中、生き物、虹、風景、星空など、地球全体をフィールドに、自然の繋がり、水や生命の循環、人と自然の関わり合いなどをテーマに撮影活動を行っている。
著書は、「PLANET of WATER」(National Geographic),「night rainbow」「LIGHT on LIFE」「free」「夜の虹の向こうへ」(小学館)、「Dear Earth」(Pie International),「光と虹と神話」(山と渓谷社)ほか多数。2月24日には、新作「Aloha ~美しきハワイをめぐる旅~」(Pie International)を刊行予定。
ザルツブルグ博物館、東京ミッドタウンフジフイルムスクエア、渋谷パルコ、阪急百貨店ほかで写真展開催。
テレビやラジオ、雑誌など、各メディアや講演会などで、自然のこと、自然と人間の関係性、人間の地球上での役割などを幅広く伝え続けている。みやぎ絆大使。
2022年、マリンダイビングフェア2022のナビゲーターに。

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